TAF2013のコマーシャルの件で新聞にTheBERICHが掲載されました。
世界最大級のアニメ見本市「東京国際アニメフェア(TAF)2013」の実行委員会事務局は、来年三月の東京ビッグサイト(江東区)での開催をPRしようと、初めて公式CMを制作した。TAFに参加経験がある新進気鋭の若手クリエーターを起用した試みで、今回は富山県出身者の作品。一月一日からフェアのホームページで公開し、テレビでも放映する。(小林由比)
世界最大級のアニメ見本市「東京国際アニメフェア(TAF)2013」の実行委員会事務局は、来年三月の東京ビッグサイト(江東区)での開催をPRしようと、初めて公式CMを制作した。TAFに参加経験がある新進気鋭の若手クリエーターを起用した試みで、今回は富山県出身者の作品。一月一日からフェアのホームページで公開し、テレビでも放映する。(小林由比)
TAFは、全国各地の才能あるクリエーターに作品展示の場を提供し、バイヤーなどにつなぐ「クリエイターズワールド」コーナーがある。過去十年で百組以上が参加した。事務局は新たな企画としてコーナー参加経験者にフェアのCM制作を公募。十点ほどの応募があり、富山県魚津市の兄弟ユニット「The BERICH(ビリッチ)」(宮坂和秀代表)の作品が選ばれた。
CMは、登場人物が「六四九〇年」の未来から「二〇一三年の東京国際アニメフェア」を目指して走っていくスピード感のある十五秒間の映像。ビリッチは「スピーディーに人間ドラマ、SF、ファンタジー、コメディーを盛り込めば、きっと面白おかしいものになるだろうと思った」と制作意図を語る。
ビリッチが高い評価を受けたのは、外国アニメのような独特の色彩や造形センス。脚本やキャラクターデザイン、音楽制作などすべてを自分たちで手掛けている。主に富山で活動し、富山弁で話を組み立てる作品も多い。クリエイターズワールドに参加したことで「ローカル色が強い自分たちの作品も活動できる隙間があり、その隙間を好む人が意外といることに喜びを感じた」という。
委員会の担当者は「フェアの存在をより多くの人にPRするとともに、クリエイターズワールドの取り組みも知ってもらいたい」と話す。フェアは三月二十一?二十四日に開かれる。
(2012年12月30日/東京新聞)
(2013年1月1日/北陸中日新聞)